希代の勝負師 rare gamester 2005 9 8
小泉首相は、希代の勝負師です。
たとえば、イラク戦争の時は、各国の首脳が、
「親ブッシュ」か、「反ブッシュ」か、「中立」か、大いに迷っている時に、
全く、迷いなく、「親ブッシュ」の一点に賭けました。
この賭けは、結果的に、大当たりとなりました。
今度は、「郵政民営化」の一点に賭けました。
これは、小泉氏の性格なので、今さら、とやかく言いませんが、
今回の選挙では、自民党議員全員が、希代の勝負師になってしまいました。
しかし、ギャンブルをやる時は、こういう賭け方は、ダメです。
当たれば、大儲け、外れれば、大損になります。
たとえば、競馬で考えてみましょう。
7番の馬が、強そうで、一番人気だとします。
だからといって、「7番の馬券」に、有り金全部を賭けては、いけません。
当たれば、大金持ちになれますが、外れれば、すってんてんになります。
一般的には、「7番の馬券」に、多く賭けますが、
外れた場合を考えて、「4番の馬券」や「9番の馬券」も買います。
これで、リスク分散するのです。
小泉首相は、7番の馬券(郵政民営化)に、有り金全部を賭けたようです。